「淳は……チームの中の名前。
本名は心。
卒業して好きな奴と同じ
高校に行きたくないから
遠く離れた高校に入学したんだ。
でも一年後……好きな奴は
まったく違う姿で現れた。
あとを追ってついていけば
本当はがさつで口悪い女だった。
そこがまた…昔の面影があって
よけい好きになっていった。
でも相手は自分に気付かない。
だったら今の自分を好きに
なってもらおうと頑張った。
そんな時にルミが現れた。
ずっと脅されていた自分は
もうルミには関係ないから
相手しなかった。
……でも………
……ルミは
幸の存在に気付いていた…
『幸の過去がバレたらどうする?』
その言葉で自分はまた
見えない鎖でしばられた。
でも…ルミがなんで
そこまで幸をうらむのかと聞いたら
『幸とあたしは実の姉妹』
って………びびったよ……。
幸の家族関係きいたら…
かなり複雑でさ……
同じ時期に生まれたけど
それぞれ親父が違うらしくて…
それでルミの親父は組長ってわけ…。
『同じ血が流れてるのに幸だけ
幸せになるなんて許せない』
そう、あいつは言ってた…。
だから俺は……
時々、ルミと会っては
幸には興味ないふりをしてた…。
幸に辛い思いさせたくなくて……
ごめん………ずっと黙ってて…。
ずっと………騙してて……。」
心は頭を下げる

