「おはよ 未兎っ」 「ゆみ おはよ 後で ノート写させて―」 ゆみが オッケーの しぐさをする ほんとならば 私の事なんて うらんでもいいくらいなのに 何も知らないふりをして 笑う彼女をみていた未兎は うれしいような でも少し悲しいような 複雑な気持ちだった