優は 口に指をあて しずかにという しぐさをする 未兎は ごめんと笑う 彼女は もうこの時 健を忘れる 決心をしていた 自分の あいまいな 気持ちが 優を不安に させている事も 分かってたいたし なんとしてでも いま びみょーな バランスで たもっといる 関係を こわしたくなかった でも そのバランスは 優の一言で 一瞬にして くずれた