「………え!?月…?」 「んだよ?」 「え?ほんもの…?」 突然のことにそれしか言葉が出てこなかった。 「ほんものだし、俺を何だと思ってんだよ。」 「来て、くれたの…?」 「あぁ。」 「~!!」 思わず嬉しくて月に抱きついてしまった。 「おぃ!?なんだよ。」 「あ、ごめん…。」 「はぁ、つか、なんでこんなトコにいんだよ。」 「え?」 「ここもうほとんど隣町に近いんだけど。」 「は!?うそ…。」 「ホントだし。」 「……。」 「……。」