*。俺様な吸血鬼。*




「おはよぉ♪」


「…。」


あれからずっと響は朝会いに来る。

面倒くさいから無視した。


「えぇ~、まさかの無視ですか?」


「…。」


「もう、麗李ちゃんってば!」


「…。」


「しつこいんだよ、お前は。」


「あ、月。」


響が来るようになってから、毎朝月と一緒に

行くようになった。

そこのところは、響に感謝してる。笑)


「麗李ちゃん、月のときだけ反応してるし…。」


響はそう言って悲しそうな顔をする。


「当たり前だろぉが、そんなんじゃ奪うどころか
嫌われるぞ?」


月が意地悪そうな顔で響に言う。


「そんな顔してられるのも今のうちだからね?」


意味深な言葉を残して去った。