朝になって体を起こす。


昨日の夜も大変だった。

血を吸ってからの月は全然止まってくれなくて、

結局最後までしてしまった。

それでもすごく幸せだと感じてしまう私。


「はぅ…。」

思わず幸せのため息をつく。


「なに、朝からため息とかついてんの?」


「!!?」


月は起きてたみたいで横になったまま手で顔を支えて

こちらを見ながら言った。


「……えっと、幸せだなって思って。」


小さく呟いて言ったはずだったのに月にも聞こえてたみたい…


「じゃあもっと幸せにしてやろーか?」


「え?」


「2回戦目スタート♪」