*。俺様な吸血鬼。*




「!?」


突然のことで麗李はびっくりしたまま固まってる。

飽きないやつと思いながら心の中で笑った。


「浴衣って何気エロいよなぁ。」


「…は?////」


「ずっと着てたらそんな風にはだけてくるところとか、
浴衣から覗く首筋とか…。」


自分でそう言って麗李の首筋を見て後悔する。

見なきゃよかったと。

一度、麗李の白い首筋を見ると血を吸いたくなる衝動に駆られる。


「……。」


それでも極力、血を吸うことは避けたいから我慢する。


「……血、吸うの?」


麗李が俺のことを察したんだろう。


「ん、大丈夫。」


お願いだからそんなことを聞かないでほしい。

必死で我慢してるのに。