*。俺様な吸血鬼。*




外が暗くなりさっきまで赤く照らされていた空が本格的に

夜になる。


「うわぁ月もきれぇ♪」


ここは月が綺麗に見える。

ここに来てから麗李ははしゃぎっぱなし。

明日は、散歩にでも誘ってみよっかな。


「はぁ、一日経つのが早かったなぁ;」


「まだ、二日もあるだろ?」


「そうだけど…。」


「んな顔すんな。」


そう言って麗李の顎をクイっと持ち上げて俺のほうを向かせる。


「!!////」


麗李は恥ずかしかったみたいで顔を真っ赤にしながら

視線を落とす。


「目ぇ逸らすな。」


それから麗李に軽くキスをした。