*。俺様な吸血鬼。*



~月Side~


「はぁ。」


今、俺はこんな馬鹿でかい露天風呂に一人で入ってる。

麗李は勝手に先にあがっちまうし。

あんなに隠そうとしたってもう遅いのに。


「もう少し浸かってからでよ。」

そう呟いてもう少しゆっくりしてから

あがることにした。




部屋に着くと麗李が食事を置いた

テーブルを前にしてニコニコしながら座ってる。


(あ、やばい。)

麗李が着ている浴衣が妙に色っぽくて

ドキドキしてしまう。


「あ、やっと来たぁ!もうご飯も来ちゃったよ?
冷めないうちに食べよぉ♪」


「あ、あぁ。」


そう言って麗李の前に腰をおろした。