*。俺様な吸血鬼。*



「じゃあなに、入んねぇの?」


(う…;;)


「は、入る。」


どうすることも出来ないから入るしかない意を決した私は
入ることにした。




「よかった。」


さすがに脱衣所は一緒じゃないから安心して服を脱げる。


(タオルを厳重に巻いておけば大丈夫だよね?)


そう思って体にタオルを巻いてお風呂に行った。

扉を開けると月が腰にタオルを巻いて立っていた。


「遅い。」


「ご、ごめん;;汗)」


そう言って周りを見渡すとなぜか誰もいない。


(なんで誰もいないの?;;)


時間が時間だけに人がいないんだろう。


「滑んなよ?」


月はそう言って意地悪く笑う。


「す、滑んないっ!!」