*。俺様な吸血鬼。*




「じゃぁねぇ!麗李ちゃぁんノシ」


「あ、うん。ばいばいノシ」


そう言って來兎君と別れた。


「はぁ、マジ疲れる。」


「お疲れ様。」


「そんな事より体力補充させて。」


私の手をいきなり引くと、そのまま首筋を咬んだ。


「あっ!」


少し久しぶりの感覚に体が反応する。







「今からもとの場所に戻るから。」


血を吸い終わると月が言った。


「え?」


不意打ちで体が浮く。


「きゃぁ!?」


「だから、掴まってろって。」