飲み物が出来上がってお客さんのところに戻る。
「おまたせしました。コーラとジンジャーエールです。」
「ありがとぉ♪」
「いえ。」
飲み物を渡してお客さんの横へ座る。
「麗李ちゃんは彼氏とかいないの?」
突然、お客さんの一人が聞いてきた。
「え?…えっと…。」
「あ、居るんだ。」
「あの…。」
「なぁんだ、残念。いないなら立候補しようと思ったのに。」
「すみませ~ん、お客様そろそろお時間です。」
この喫茶店は時間制で区切られてるのでそれを柚那が知らせるために
やってきた。
「ちぇ、もう少しいたかったんだけど。」
「すみません、ありがとうございました。」
「じゃぁねぇノシ、麗李ちゃん♪」
そう言ってお客さんは帰って行った。

