*。俺様な吸血鬼。*



「お前が大丈夫だったことなんて一度もないだろ。」

「う、そうだけど。」

「まぁいい。とにかくなんか困ったら俺を頼れ、いいな?」

「はぁい。」

「麗李ちゃん可愛い☆」

「ありがと、舜君。」

「麗李♪」

「何?柚那。」

「さっそく指名です。お客様のトコにいって来て。」

「…はい。」



指名されたお客さんのトコにいくと他校の男子高生が居た。

「あ、来た来た。」

「…えと、いらっしゃいませ。」

「麗李ちゃんだよね?」

「そうですけど、どうして知ってるんですか?」

「そりゃ、有名だもん。」

「え?」

「知らないの?可愛いって評判になってるよ。
俺らの高校だけじゃないみたいだよ?」

「か、可愛い!?」

「自覚ないんだぁ♪じゃあ天然さんなんだね。」

「いえ、そんなことないですよ。あ、ご注文はなににします?」

「あ~、じゃあ、コーラとジンジャーエールで。」

「はい。かしこまりました。」