「出来た───」


「…何してんの!?朱里。」


白川 朱里は私の無二の親友。


私が唯一心許せる友達。


「やっぱりー。似合うと思ったぁ。華はぁ、目パッチリしてるからこうゆうの似合うと思ったんだぁ。」


朱里は、コテを片手に持ちながら自慢気に話す。


英語の単語帳に夢中になっていた私は、気づくと朱里にコテで髪を両方巻かれていた。