「っ~~~まだ返事してなかったのに~!!」

言われた恥ずかしさでいっぱいいっぱいなのに…!!

「はははっ!そんな俺は嫌い…?」

答えなんて分かりきってるクセにそんなコト言うなんてズルいよ

「嫌い~!!だって恥ずかしいよ~。」

嘘…大好き…

「…分かった…先行くな…」

「え…?」

ワケも分からず琳ちゃんの手がゆっくり離れていく…もしかして、私が怒ったと思ったの…?…嘘でしょ?………待って…!!

「琳ちゃん……!」

ぎゅぅぅ

「ちょぉ…妃奈苦しい…離し…」

「い・や!!」

絶対絶対離すもんかっ!!
…私、怒って無いよ…?
琳ちゃんのコト…大好きだよ…?

「行かないで…」

戻って来て…

「妃奈…?」

好きだから

「玲ちゃん…」

玲ちゃん…

「…妃奈、あのな…」

帰って来て

「そばに居て…よ…」

ずっと…

「妃奈…!?」

バタンッ…!

「妃奈!?!?」

「…………」

「妃奈っ…妃奈っ…妃奈!!」

「………………」

「誰か!救急車を!!早く!!!!」

意識が…途切れてく…
私…このまま死ぬのかな…?
嫌だよ…だって…玲ちゃんにまだ謝ってないんだよ…?
だって…玲ちゃんにまだホントのコト言ってないんだよ…?

「妃奈ぁ!!」

死にたくないよ…