執事様とお嬢様




「…いやいやいや…モノマネやってる場合じゃねーんだよ…」



「うん。そだね。だから、あたし…」




ぐぃっ。




…えぇ!?




「…あ、あの…なんであたし…」



抱きしめられてるんでしょうかー!!!




「うっさい。黙れ。」



…命令形?




「あのー累?」




「行くなよ。行かないでくれよ。なぁ…」




「…。」




ごめんね…無理なんだよ……




だからさ…?




あたしはそっと累から離れた。




「…ねぇ累?一個だけ…あたしのお願い聞いて?」


「…ああ。」


「…あたし、留学して人として…女性として…大きくなって戻ってきたら…そのときはさ?もう一度あたしの専属執事になってよ…。それまで、待ってて?それにそのときにはあたしは累に必要なくなるかもしれないし…。」