「…だから…?…奥様と旦那様のために…?」
「…そう…だよ。お父様にはお母様の側にいて欲しいし。」
「………そっか………。」
「…ま、そういうわけだから。あたし、ここ出て行く準備するから。部屋にこもるね。」
「待った。無理。」
「…なにがよ。」
「いろいろ。そりゃ、婚約者だから一緒にすまなきゃいけないっていうのもあるかもしんねぇけど…まだ、あいつ16歳だから結婚できなくねぇ?」
「うん。だから、まだ籍は入れない。」
「なら、ここいいていいじゃん。」
「それはできない。最低でも、来月までには出てく。」
「来月って…再来週じゃん!?」
「そだけど?それが?」
「それがって…なんで? 別にそんな焦んなくても……。」
「あたし…留学すんの。…イギリスに。」
「………何の話?」
累の目が一瞬鋭くなる。
「だから、あたしはあいつと二人でイギリスにだいたい…6年間くらいいると思う。」
「…6年て…高校卒業して大学まで行くわけ?」
「しょゆことー♪」
「…いつかの俺の真似すんな。」
「どーもすみません!」
↑(響風に。)

