執事様とお嬢様

美姫さいど






うぃーん。




エレベーターのドアが開くと同時にあたしの視界にはいってきたものは、




各テーブルに灯る、優しい光のろうそく。




その奥には東京の夜景。




(いつか…こんなとこ、累とこれたらいいな……)




やっぱり、累のことを考えてしまう。




(…レストランに入る前にちょこっとだけ……)




そう思い羽織っていたコートのポケットから携帯を出し着信を確認した。