執事様とお嬢様




「…えっ…??」




「私は社長という座を退き美姫とその婚約者にその座を譲ろう…と思ってな。」




「お、お父様はそれからどうなされるのですか…???」




「私は美姫たちのフォローにまわるよ。それに、どうせ社長じゃなくなっても会長になるだろうからな。」




「ですが!私は会社の仕事をなにも覚えておりませんし、まだ高校生ですし…」




「…だから私は考えたんだ……お前たちには残りの高校生活を二人で留学してもらおうと。」




「……留学……ですか…??」




「…そうだ。このことはお前には本当に悪いと思っている…だが、私も鞠についていてやりたいんだ……今まで一緒にいてやれなかった分まで……」