あたしたちは学校を猛ダッシュで出て行き今はバス停にいるところ。 「…ぁ、はぁ、はぁ…」 「…大丈夫か…?」 「ぅん。ってか、なんで累が学校にいたの?」 「ああ……まぁ、な。」 「…?」 「ってか!あいつになんもされなかったか!?」 「うん。あと少し累が遅れてたら…その…キス…されてたけど…」 「…そっか…!あ~…よかったぁ…」 それからあたしたちは手を繋いでマンションへと帰っていった。 その姿をあの人が見ているとも知らずに―…