「はい..。」



「あの、これ...。」



拓夢さんはバッグの中を探り始めた。



拓夢さんがバッグからとりだしたものは小さな箱だった。



「受け取ってほしい。」



5年前のクリスマスツリーのキーホルダーのときにたいにドキドキした。



「はい。」



私は受け取って箱を開けた。


そこには、綺麗な指輪があった。



「おれと結婚してください。」



「はい。」



拓夢さんはそっと私の左手の薬指に指輪をはめて微笑んだ。



恋風船 おまけ【完】