「まぁいいけど…じゃあね」 そう言って私は塀の方へ足を踏み出した。 今日は桜の木を登らないで、放課後こっそり持ち出した使われなくなった机に登って塀をよじ登る。 「葉月ちゃーん」 塀に登ったところで桜に呼ばれ、そっちを向く。 「ありがとー。今日は枝痛くないよきっとー。」 「はいはいどういたしましてー!」 「今日は話せて楽しかったよー」 「はいはい」 私はさらに謎が増えたよ。 「また明日待ってるからー!」 「……え!?」 「待ってるからー!」