土曜日に恋






話し終わった陽ちゃんは泣いていた。





「亜衣ちゃんが、陽と彼氏のことを『理想のカップル』って言ってくれてたから、本当のこと言えなくて…。ずっと黙っててごめんね…。」






陽ちゃん‥‥。






あたしも、陽ちゃんに言ってないことあるんだよ…。






ずっと言うつもりなかったけど…やっぱり言う。






陽ちゃんが、あたしの気持ちわかってくれないわけないよ。







「ううん。あたしも陽ちゃんに聞いてほしいことあるよ…」