陽ちゃんに少し勉強を教えて、早めに家に帰った。 『言葉の解読は1人で』って言われたこともあったし、あたしの恋愛について、みんなが騒ぐのが嫌だったから。 嫌っていうか…恥ずかしいっていうか…。 いつもと様子が違うあたしに気付いたのだろう。 晩ごはんを食べながら、お母さんは控えめに謝った。 「ごめんね?亜衣の気持ち考えないで、お母さんたちだけでいろいろ盛り上がって…。」