土曜日に恋







「翔くん、あたしの質問にはなんでも答えてくれるんだよね?」




一度念を押す。





「うん。もちろん」と答えた翔くんに、あたしはネックレスを差し出した。





「これ、なんて書いてあるの?





翔くんが言葉考えて頼んでくれたんでしょ?」





「やっぱり亜衣まだ読めてないのか〜」




翔くんは少し落ち込んだようにも見えたけど、それは気のせいだったようで、すぐにいつもの翔くんに戻った。