「翔くん、あたしの質問にはなんでも答えてくれるんだよね?」 一度念を押す。 「うん。もちろん」と答えた翔くんに、あたしはネックレスを差し出した。 「これ、なんて書いてあるの? 翔くんが言葉考えて頼んでくれたんでしょ?」 「やっぱり亜衣まだ読めてないのか〜」 翔くんは少し落ち込んだようにも見えたけど、それは気のせいだったようで、すぐにいつもの翔くんに戻った。