「さっちゃん…なんで?」 あたしは、さっちゃんから離れて、聞いた。 「亜衣ちゃんみたいないい子が、自分の子どもをすきになってくれるのは、あたしにとってはとても嬉しいことなの。 世の中には、外見だけで人を選んだりする人もいるわ。 でも、亜衣ちゃんは違うでしょ? 亜衣ちゃんは内面までしっかり見て人と関わる子だから…」 そこまで言って一区切り付けたさっちゃんの目には、うっすらと涙が見えたような気がした。