さっちゃんの目を見て、あたしはしっかりと頷いた。 その瞬間、さっちゃんはあたしを抱きしめた。 「息子のことすきになってくれてありがとう」 少し聞こえづらかったけれど、さっちゃんは、確かにそう言ったんだ。