画面の中のあたしに、さっき翔くんからもらったネックレスが着いていた。 すぐに自分の首元を見る。 もちろん、実際のあたしにも着いている。 さっき、翔くんはあたしにネックレスを着けてくれてたんだ…。 「ありがとう。」 恥ずかしくなって、小さな声で言った。 翔くんは、「どういたしまして」と言って、また携帯に目をやった。