土曜日に恋







画面の中のあたしに、さっき翔くんからもらったネックレスが着いていた。






すぐに自分の首元を見る。






もちろん、実際のあたしにも着いている。






さっき、翔くんはあたしにネックレスを着けてくれてたんだ…。






「ありがとう。」





恥ずかしくなって、小さな声で言った。





翔くんは、「どういたしまして」と言って、また携帯に目をやった。