土曜日に恋








あたしは、鞄の中から携帯を取り出した。








【未読メール2件】






1通目は、お母さんから。






【さっちゃんと朝まで飲んで帰りまーす。
戸締まりしっかりよろしくね!
もし1人が嫌だったら、さっちゃんの家に泊まってください。】







「えっ。」






思わず、声を出しちゃったあたし。






「何〜?」






翔くんがあたしの携帯を覗き込む。