可愛い姫と池田兄弟




「「あっ!!」」



立ち上がって私達に怒る先輩の声を聞いた瞬間、やっと今、自分がするべき行動を理解が出来た…



「すみませんでしたっ!!」

「ごめんなさいっ!!」



「ふぅ…わかればいいのよ」



疲れた顔をしてから、優しい笑顔を向けてくれた…


その後
私達にそれぞれ指示をして、佳紀君を手当てした。




痛そう…


でも、なんか違う


悔しがってるようにも見えるのかも…



「……佳紀、大丈夫かな?」



さっきから、不安な声のままの美里ちゃん。


コートの中も、佳紀君が居なくなって、どことなく違和感を感じた…







―…ピ――――




微妙な空気のまま…


2クオーターが終わった。



結局、ほとんどシュートが入らなかった2クオーター。


コーチはとにかく怒鳴っていた




3クオーターに入る前に少しある休憩時間。


佳紀君が足を痛めたことによって、メンバーが変わるみたいだけど…



大丈夫かな??


このままの空気でいったら…



「ボロ負けかもね…」

「美里ちゃんっ!!」




私が心の中に、しまっておいた言葉をあっさりと口にした。