可愛い姫と池田兄弟




「よーし、みんないるな?」



辺りを見回した瞬間、佳紀君と目が合った。


………気まずい。


でも、そんなこと言ってたらチーム内の空気がよくなくなっちゃうよね??


笑顔でいなきゃっ!!


「莉緒、」

「ん??なぁに??」


隣の座席に座っている、美里ちゃんが、なんだか不満そうな顔をして私を見た。



「どうかしたの??」

「ん〜??いやさぁー…」



なんだろその目は…?

変な汗が…



「いつ告るの??」


今、この場でその話ですかっ!?


「せっかく超頼んで結月先輩に迎えに行かせたのにぃ〜」



おもいっきり上から目線…

さすが美里ちゃんだと思います



「なんかなかったの??」

「なんかって…」



あるわけないよね??

なに期待してるのっ!?



「今日で先輩との日々も終わりなんだよ?」



それはつまり…


今日の大会で負けるってこと?


もー負けること前提で話を始めちゃってるよね…


……美里ちゃん。