やめるかー?


告らねぇからってヘタレなわけじゃーねぇよな?


諦めっかー…



こーやって俺が真剣に悩んでる時に隣から…



「大兄、」

「ん??」


横を向くとそこには尚紀が変な顔して俺を見ていた。


「なんだよ??」

「あの2人なんとかしてよ。」



あぁ?

あの2人って………あぁぁ!


尚紀が指差す方を見るとじゃれてる佳紀と星ちゃん。



「あれじゃあ部室に入れないっ!!」


いや、俺に言うなし。

人に頼んなっ!!


てか…




「なに、弟のくせしてこの俺に命令してんだよ?」


「え゙……あぁ〜……」



オドオドしすぎなんだけど?

今さら自分の言った一言に後悔してんな?


馬鹿な野郎だ…たくっ。



「まぁ、
今日は見逃してやっから。」

「まじで!?
良かったぁ〜」



なに?
そんなに俺って怖いわけ??


ちょっと傷つく〜