………はぁー。


けっこう2人と離れちゃったなぁ…




ってか、ここどこ!!??


考えながら歩いてたら変な道に入っちゃったしっ!!!


後ろ振り向けば莉緒ちゃんも結月もいねぇし!


あぁぁ〜……かわいそうな俺。


ま、別に携帯あるから問題ないけどさ…莉緒ちゃんと結月を2人だけにしたのが俺的には不安…。


莉緒ちゃんがもし結月に言っちゃったら!?


結月の反応が気になるけど…

あ!
ってか…結月はどう返事するつもりなんだ?


その前に…あいつは本当に莉緒ちゃんが好きだったのか??


全然そんなふうには見えないけどなぁ〜…





「はぁー…」





今はそれよりも助けを求めるために結月に電話しよ。



―プルル〜……


『もしもし。』

「結月?」

『……はぁー、大輝…お前はどこに居るんだよ。』



ため息〜


『大輝先輩っ…大丈夫ですか??』



電話の向こうから莉緒ちゃんの可愛い声が聞こえてきた。


心配してくれてんのかぁ〜


幸せ……って思ったけど、地元で迷ってるとかどれだけ恥ずかしいことか。



俺…ダサッ―…