美羽たちはひとまず、お爺さんとお婆さんの家へ向かった。
 
『お爺さん、お婆さん、本当にごめんなさい。勝手に出ていって。その上こんなわがままなんて言える資格ないけど健太と美羽をここに置いてください。』
 
美羽は家に着くとお爺さんとお婆さんに深々と頭を下げて頼み込んだ。
 
お爺さんとお婆さんは二人で顔を見合わせた。