美羽は急いで荷物をまとめるとお爺さんとお婆さんに一枚の手紙を残して家をそっと後にした。
 
『ごめんなさい。お爺さん。お爺さん。
 
私、やっぱり家まで帰ります。
 
でもね、ここまで来て後悔してないよ。
 
私は大切なものを手に入れたんだ。ここで!』
 
私は最終電に飛び乗ると健太のところまでいく。