そこには、倒れて意識を失っている健太がいた。
 
美羽は健太に近寄り、叫んだ。
 
『健太...健太...健太!目あけて!ほら今日は健太の好きなエビフライだよ!』
 
健太はピクリとも動かなかった。
 
【トン..トン..トン】
 
お婆さんがやってきた。
 
『美羽ちゃんや健太君は...』
 
お婆さんは部屋に入るなり言葉が出なくなっていた。