帰り道。

「なぁ、寄り道行かね?」

「あー行く!」

「俺も行くー!」

「ごめん、うち用事ある。パスするっ」

「そっか・・・じゃ、明日ね!ばいばい、楓ー!!」

「じゃあな」

「明日も卵焼き持ってこいよー」

「うん!ばいばい!また明日ねー」

楓は先に帰り、あたしとりぃ君を奏君だけになった。

「楓の用事って何だろ?」

「さぁ」

「晩飯の準備とかそーゆーのじゃね?」

「うん、多分・・・」

「どうした?」

「正直言うと、楓・・・、何か暗かった」

「・・・・・・だな」

「そうか・・・?」

「んでさ、何する?」

「なぁ、遊園地遠いんだろ?だったら一番遊園地、探そうぜ」

「うーん、そだね」

「何で探す?」

「ネットカフェとか行くか?」

「いやだよーっ」

ネットカフェは行きたくない。

おじさんとかがたくさん居そうで怖い。

「じゃあ雑誌でよくね?理姫とか結構知ってるだろ」

「んー、うん。まぁ、オススメの雑誌とかはあるけど」

「んじゃ、それで」

「よろしくな、理姫先輩!」

「はいっ!」