ある日。

「楓ー」

「んー・・・?」

「理姫ー」

「んーっ」

「理空ー」

「んー・・・っ」

奏君が3人の名前を呼んだ。

「今度さ、どっか行かね?」

「行かね?っていっつも行ってんじゃん」

楓が意見を出す。

「だな。言わなくても行くっつーの」

りぃ君も意見を出す。

「だねーっ。あたし等、行きすぎだと思うよ?」

あたしは苦笑する。

「ははっ。まぁ、確かにそーだな」

「まぁね」

「皆何だよぉー・・・俺行きてぇー」

「「どこに?」」

あたしを楓とりぃ君のこえがハモった。

3人でくすくす笑う。

奏君は不満そうな顔して言う。

「俺、遊園地行きてぇ」

「・・・ぶっ」

「・・・ぷ」

「・・・くすっ」

笑いが止まらない。

奏君は頭の上にクエスチョンマークを5個くらい出している。

「3人して何だよっ!」

「だって・・・ぷっ・・・くすくす・・・」

「だって、ねぇ?・・・ぶ・・・」

「か、かわ、、可愛っ、ぶーーーーっ」

「「可愛すぎるでしょ・だろ」」

「ぶあっ」

「「あっははは・・・あはっ・・・あはははっ」」

涙を出しながら、お腹を抱えて爆笑する。

「何処が可愛いんだよっ!」

「何よ、でっかい体してそんな可愛いこと言うの!?・・・ぶっ・・・何狙ってんの?・・・ぶ・・・あっはははははは」

「だよね・・・ぷっ・・・可愛すぎる・・・ぷっ・・・あっはははははははは」

「奏・・・お前・・・ぷっ・・・真面目な顔して・・・ぶっ・・・言うなよなぁっ・・・あっははははははは」

「もういいっ!俺女でも誘っていくし!」

「「あ、拗ねた」」

「・・・っ、拗ねてないっ!」

そう言って口をとんがらせて女子生徒の輪に入っていった。