そうやって色々やっているうちに、行きつけのファミレスに着いた。

席は、たくさん空いていて、すぐに座れた。

「理姫、何する?」

「んー、いちごパフェとかっ!」

あたしは幼い子供のように返事をする。

「すいまっせーん!いちごパフェひとつ!!」

「かしこまりました」

「奏君、ありがと」

ウェイトレスが小走りで帰って行く。

「すいませーん!」

りぃ君が手をあげた。

「アイスティーひとつ」

「はい、はしこまりました~」

また、ウェイトレスが小走りで厨房のほうに行く。

「自腹か?」

奏君がニヤニヤしながら言った。

りぃ君はちょっと不機嫌そうだ。

「りぃ君、機嫌なおそうよ」

「別に気ィ悪くしてねえし」

「このっ、ツンデレ長身バカ!」

「今なんか空耳が聞こえたなぁ~」

りぃ君が口をとんがらせて言う。

「気のせい気のせい♪」

奏君はりぃ君をいじれて楽しいようだ。

奏君とりぃ君は、見ていて楽しい。

笑わせるつもりはないんだろうけど、あたしにとっては最高のコンビだと思う。