僕は校庭に向かった。

もちろん先生の指探しに

同行するためだ・・・

先生は何も知らない

だからきっと

最愛の人を

亡くしてしまうだろう





ボクミタイニ




そして僕は

陣を書いた

そしてその陣の

真ん中に立ち

呪文を唱えた

『五木さん(いつき)、五木 要さん私たちがあなたの指を捜しましょう』

え?

僕は急いで

陣の外に出た

・・・

五木 要??

誰だ

それ??

あなたの指?

どういうことだ??

そういえば今

物凄く無意識に

勝手に口が動いたように

つい

うっかり

唱えてしまった

そんな感じ・・・