それから1週間…俺達は海月とラジエルにしごかれて…自分でも分かる…以前よりも更に強くなってるって…
しかもなんか俺、海月に惚れちゃったらしい…

「で、義和は?」
「ティアちゃんとデート。」

そう言う側から輝樹は巧にベタベタ甘えてるし…
俺はなんとなく部屋に居づらくて部屋から出た。

屋敷から出て、一番近くにある小高い丘の上に来た…誰かいる…

「直哉か?」
「海月…ここにいたんだ…」
「人間世界に戻ったら暫くここには来れないからね…」

あれ何となく喋り方が…

「スピリトゥスは確かに好きだけど…どうしても堅苦しくなっちゃうから…」
「それで喋り方あんなんだったんだ…」
「まぁ…一応上に立つ者だしね…」
「レイン様…お休みの所申し訳ありません…」

そこへ重そうな鎧を来た天使が俺達の側へとやってくる。

「第7階層のティーナの子が無事に誕生したと…祝福をお願い致します…」
「分かった…下がれ…」
「は…既にレイン様のペガサスは門前にご用意してございます…では私はこれで…」
「祝福?」
「口で説明するより見た方が早いでしょ…直哉も来る?」

その後俺は海月と一緒にペガサスに乗って最下層に始めて足を踏み入れた。
最下層って言っても第1階層と変わりはないくらい美しい所だった…