「へ…じゃあやってやろうじゃないか…
『蒼き水の覇者よ…旋の渦となりて災を飲み込め!!』
メイルシュトローム!!!!」
「いきなり来たか…サンダーヴォルト!!!」
「へ…甘く見るなよ!!アクアスフィア!!!」

俺は最強術と叩き込んだ後、雷の中級唱詠術1発で掻き消された挙句、更に俺に向かって飛んできたから、急いで水の結界を張った…

「ほう…もう補助唱詠を使えるか…」
「俺と巧の頭をナメてもらっちゃ困るな…これでも海生大付属で1位2位を争ってるんだぜ!!」
「成る程…じゃあ本気を出そうか…
『嵐より生まれし者 雷雲より舞い降り 閃光となれ!!』
ヴォルトメア!!!」
「げ…アクアイリュージョン!!!」

俺はとっさに幻影を繰り出したが…上級唱詠であっさり掻き消されただけではなく、更に雷まで食らってしまった…