そして、俺達がスピリトゥスに来てから3日が過ぎ…昨日今日とラジエルって天使にめちゃくちゃしごかれてる…

「ほう…たった2日で最上級唱詠術をマスターしたか…」
「レイン様…」

俺達が羽を打ち込まれてから、一度も姿を見せなかった海月が訓練している施設に顔を出した。

「面白い…直接我が相手をしてやろうか…」
「レイン様…お仕事は…」
「もう終わった…我がスピリトゥスに来る事は滅多にないからな…
いつの間にかあんなに沢山の子供がいたとは…
これからは半年毎くらいに戻ってきた方が良さそうだ…」
「そうですか…でもそのお姿では彼らには不利なのでは…」
「もちろん、この姿で相手をするのにはまだ早いからな…今日はこの姿でお相手しよう…」

そう言うと…海月は光に包まれて俺達が始めて出会った時の姿へと戻る…

「本気で来い…」