「ティア、結界代わってくれ…」
「あ、はい…シールド!!!」

『我が僕たる精霊を統べし 紫電の王シリウス!!この声を聞き姿を現せ!!!』

海月が唱詠した後、いきなり俺達の側に電流が…

〔お呼びでしょうか?我が主…〕

「至急、全精霊に召集をかけろ…この少年達に契約させる…」

〔承知いたしました…〕

その後、紫髪の男が姿を消す…

「な…何をしたの?」
「そなたらが精霊の力を得ればその手枷、一瞬で外せるからな…」
「精霊?」
「人間世界が少しでも豊かになればと我の力で生み出した我が分身だ。
彼らなら堕天使に感づかれる事なくこの地に入ってこれる…
しかし、本来精霊の力を得ていた我が従者は先日堕天使達に殺され、
ティアは天使だから精霊とは契約できぬ…契約には資格を持った人間が必要なのだ…」

そこへ、俺達が捕まってる牢獄に8人が姿を現した…