俺はゆっくりと顔を上げる。 亜姫は真っ直ぐと俺の瞳を見ていた。 「ずっとね・・・イジめられてた。 ・・・きっかけはね・・・あたしが先輩に告られたこと。 一年生の・・・二学期ごろかな??」 亜姫が泣くのを必死に我慢しながら、少しずつポツリポツリと話し出す。