一年間。 あたしにとっては・・・すごくすごく長い時間。 本当は、耐えられないかもしれない。 でも・・・きっと巧だって、必死に考えた末だったんだろう。 彼に何かがあって・・・一生懸命考えて出した結果なんだろう。 何が巧をそうさせたのか。 あたしには分からない。 ・・・でも。 巧の決意を、あたしは無駄にはしたくないから。 涙が頬を伝う。 そして、便箋に零れ落ちた。