俺は、言葉を失った。 末期の癌・・・?? 末期って・・・?? でも、助かるんだよな?? すぐ、元気になるんだよな?? 心の中で必死に、そんなことを思う。 そんな俺に、親父が追い討ちをかけるように言った。 『余命は、あと半年らしい』 半年・・・?? 半年って、すぐじゃねぇかよ。