俺は自分勝手だ。 別れることが亜姫の一番の幸せだと分かってるのに。 俺はこの手を離せない。 きっとこの手を離しては・・・俺は生きていけない。 「亜姫・・・ごめんな」 「なに謝ってんの・・・」 「・・・俺と、戦ってくれるか・・・??」 俺の言葉に、首元に蹲っている亜姫が、笑った気がした。