偉そうに、彼女は胸の前で腕を組んで、俺に言った。


まぁ、正確に言えば言い放ったって感じだけど。




「気をつけてよね」




彼女はフンと鼻をならすと、俺に背中を向けた。

そして、会場にスタスタと戻っていく。



俺はその堂々とした後姿を、唖然と見ていた。









これがあいつと俺の、


運命・・・・・っぽい出会い。