「あーもう。何してんのっ!!」 ティッシュ箱からティッシュを数枚引き抜いて、亜姫が駆け寄ってくる。 そして、零れた炭酸を拭いた。 ・・・ていうか、ちょっと待て。 ・・・友達の家に泊まりに行くって言った・・・?? 「ど、どこの友達の家に泊まりにいくんだよ」 「何言ってんの?? ここに泊まるに決まってんじゃん」 今度は俺はコップごと床に落とした。 床をふいていた亜姫が、俺を睨みつけてくる。